フォーラム

平成27年度開催のフォーラム

平成27年11月15日
社会貢献フォーラム「山梨の“自然・まち・富士山”〜まもって、いかして、トゥギャザーしよう!〜」in 山梨

フォーラムの詳細が、山梨日日新聞(12月20日付)に掲載されました。

11月15日(日)甲府市かいてらすにて、社会貢献フォーラム「山梨の“自然・まち・富士山”〜まもって、いかして、トゥギャザーしよう!〜」を開催した。参加者は300人以上で、学生を含めた若者の参加が比較的多く、盛会裏に終了した。

フォーラムは、主催者を代表して山梨日日新聞社 西川 新 取締役 広告局長が開会のあいさつをした後、第1部「社会貢献!エンジョイしながら自分磨き」と題しタレントのルー大柴さんと元NHKアナウンサーで大学教授の古屋和雄さんとのトークから始まった。

トークでは、2007年にNHKみんなのうたで歌ったMOTTAINAIをきっかけにマイ箸マイバッグの使用、富士山の樹海清掃や地域のゴミ拾い活動をするなど環境活動にも積極的に取り組むようになったエピソードなどを通じて社会貢献活動の実体験、重要性を語った。

最後に、ルー大柴さんと会場の参加者が一緒にMOTTAINAIを歌い第一部を閉じた。

第2部は、「山梨の“自然・まち・富士山”〜まもって、いかして、トゥギャザーしよう!〜」をテーマに、パネリストとして、山梨県遊技業協同組合の西村成龍理事長、山梨日日新聞社・山梨放送富士吉田総支社長の小宮山良一さん、都留文科大学教授の渡辺豊博さん、ルー大柴さん、コーディネーターの古屋和雄さんの5人によるシンポジウムが開かれた。

まず、都留文科大学が行っている社会貢献活動を、都留文科大学の学生2名(太田さん、石岡さん)が事例発表を行った。

太田さんは、近年衰退しつつあった都留市の紡績産業(郡内織物)を活性化させる活動について報告した。

石岡さんは、紅富士太鼓による青少年の海外との文化交流活動や、そこで親交を深めていたネパールの大地震で被災した子どもたちへの支援活動について報告した。

続いて、山梨県遊技業協同組合の西村理事長は、NPOが実施している清掃活動に組合員やホール関係者が参加していることや、夜のネオンサイン等を消灯して、満天の星空を眺めようという「ライトダウンやまなし」へ何年も協力していること、東日本大震災被災地の子供達を山梨に招いてリフレッシュして貰う「山梨じゃんじゃんキャンプ」を支援していること、笛吹市や甲府市への防犯カメラの設置に協力していることなどを報告した。

山梨日々新聞社・山梨放送の小宮山さんは、大学生や高校生が社会の一員としての意識を高め、社会に貢献することの意義は大きい。また、スポーツ界でも社会貢献活に対する意識は高まっており、こうした活動は選手やチームが地元の人に愛され、一層応援してもらえることになると語った。

ルー大柴さんは、「社会貢献だからといって堅く考えず、自分磨きと思って取り組んで欲しい。活動することで見えてくるものもある」と自身の体験からのアドバイスを語った。
都留文科大学教授の渡辺さんは、「ボランティアは人のためだけでなく、自分のためでもある。もう一人の自分探しの舞台。自分ができる範囲で活動すれば愛郷心も育つ。自分ができること、自分がこうしたいということからはじめて、一人が始めた社会貢献活動が広がっていき、地域を豊かにしていく。参加者の皆様の現実出来な活動を期待したい」と語った。

シンポジウムは、コーディネーターの古屋さんの的確な司会で進行し、予定の80分があっという間に経過した。
フォーラムの最後に、全日本社会貢献団体機構 松尾守人理事が閉会の挨拶をして2時間20分にわたるフォーラムを終了した。

参加者からは、「ルー大柴さん、学生さんの発表および活動が素晴らしかったです。遊技業界の活動も全く知らなかったので、その素晴らしさに感動しました。私も何か参加できること、協力できることを見つけたいと思います。」「普段、大学において社会貢献について学ぶことはありますが、今回のフォーラムによってより身近に感じられるものになったように感じます。」「地元のことを知り、愛し、社会貢献することを若者たちが実践してくれるようになれば、山梨はこれからますます豊かな県になっていくと思います。」等の感想が寄せられた。

会場では全日本遊技事業協同組合連合会の社会貢献活動や全日本社会貢献団体機構の助成事業の資料を展示し来場者の高い関心を呼んだ。